神社奉拝

官国幣社巡りの記憶

海神神社

長崎県対馬市峰町木坂に鎮座する神社。

国幣中社

豊玉姫命を主神とし、彦火火出見命、鵜茅草葺不合命、宗像神、道主貴神を配祀する。

例祭は8月5日。

 

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参道と境内

参道

対馬市中心部からは1時間10分ほど。鉄道はなく、公共交通機関でのアクセスはバスのみに限られる。

 

 

一の鳥居から三の鳥居まで

 

一の鳥居

境内入り口を示す一の鳥居。名神鳥居。

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社号標

昭和9年5月海軍記念日海軍大臣大角岑生による書とある。

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大角 岑生おおすみ みねお、明治9年(1876年5月1日 - 昭和16年(1941年2月5日は愛知県出身の海軍軍人

海軍兵学校24期(成績は3位)。フランス大使館附武官、軍務局長、第3戦隊司令官海軍次官、第2艦隊司令長官、横須賀鎮守府司令長官(第27代)などを歴任。昭和6年(1931年)には海軍大臣(第34代・犬養毅内閣)となる。五・一五事件にて引責辞任するも、昭和8年(1933年)に海軍大臣(第36・37代)の座に復帰。昭和11年(1936年)の二・二六事件後、軍事参議官。中国視察のために乗り込んだ飛行機の墜落事故により死亡。

海軍大将正二位勲一等旭日桐花大綬章男爵。

 

 

 

社務所と宝物館

鳥居左手には社務所と宝物館。

社務所は基本的に無人の様子。御朱印をいただきたく、事前に何度も電話をするも繋がらず、いただけないかと覚悟を決めていた。ところが、たまたま清掃を終えお帰りになろうとする神職の方に境内で遭遇、帰り際に引き止める身勝手さを恥じながらも声をかけると快く御朱印をいただけた。

いただいたパンフレットには電話番号が記載されてあり、御朱印をいただきたい人は事前に連絡をすることをお勧めする。

0920-83-0137(神社)

0920-58-0155(宮司宅)

宝物館は予約があれば200円で拝観できる。

 

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義勇奉公の碑。

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参道脇に佇む祭魂社。

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手水舎

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二の鳥居

一の鳥居と同じ明神鳥居。

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獅子狛犬

二の鳥居両脇に佇む。

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 三の鳥居までは長い階段が続く。

 

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三の鳥居

一の鳥居と同じ明神鳥居。

 

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拝殿

方三間吹放の舞殿風建物で入母屋造妻入の桟瓦葺。

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幣殿

桁行三間渡廊式。

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本殿

 

三間社流造檜皮葺。奥行三間の身舎に縁を巡らし、正側三方に勾欄を附す。

と『神道大辞典』にはあるが、銅板葺であるように見える。維持管理に耐えられず、変更があったのであろうか。

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神饌所

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摂社・末社

行先殿神社

摂社。楼門向かって右手に鎮座。濱殿の御子と乳母も共に祀られている模様。

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一宮神社・若宮神社・新霊社・今宮神社

奥から、海神神社本殿、行先殿神社に続き題の通りの順で末社が鎮座する。 

一宮神社には白鬚神・御先駈神・飛﨑神が合わせて祀られる。

若宮神社には瓊宮神・五三神が合わせて祀られる。

新霊社には金倉神、貴船神が合わせて祀られる。

今宮神社には寶満神、濱殿神、左廳神、美女神、天道神が合わせて祀られる。

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祭神

豊玉姫命

初代天皇の祖母に当たる。

 

 

由緒

 

神功皇后新羅征討終わって還御の途、上県郡佐賀村に至り、旗八旒を納めて新羅を鎮める験とせられ、その地に神功皇后及び宗形神を祀る。今の佐賀村八幡である。その後、旗八旒を木坂山に遷して神功皇后を祀ってより佐賀村宗形社を木坂八幡宮(本社)の末社としたとされる。創祀の年月は定かではない。

 

 

 

承和4年(837年)従五位上に叙せられる。

貞観元年(859年)従五位上に叙せられる。

貞観12年(870年)正五位下に叙せられる。

  

明治4年1871年)5月14日 国幣中社に列格。

昭和23年(1948年)神社本庁別表神社に列格。

 

 

アクセス

バス:

厳原港から比田勝方面で1時間、「三根」で乗換え、青海行き(15分)神社前

 

自動車:

厳原港から1時間10分

 

 

 

 

出典

神道大辞典』平凡社昭和12年

海神神社パンフレット

 

平成29年(2017年)9月29日奉拝。